第2章 開発環境の構築

目的

 ここでは、Djangoで開発を行うための環境構築を行う。

WSLのインストール

 管理者権限でPowerShellを立ち上げ、以下のコマンドを実行する。

$ pip3 install django

さらに以下のコマンドを入力して、pipが管理しているパッケージの一覧を表示する。

$ dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart

仮想マシンの有効化

 以下のコマンドを実行して、仮想マシンを有効化を行う。

$ dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

Linuxの更新プログラムのダウンロード・インストール

 以下のURlにアクセスして、Linuxの更新プログラムのダウンロードを行う。そして、ダウンロードしたファイルを実行し、インストールを行う。

https://wsltorestorage.blob.core.windows.net/wslblob/wsl_update_x64.msi

WSLの有効化

 コントロールパネルより「プログラム」、「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択し、その中の「LinuxWindowsサブシステム」のチェックボックスをオンにすると、WSLが有効になる。

WSLのバージョンの選択

 以下のコマンドを実行して、WSLのバージョンを「2」に設定する。

$ wsl --set-default-version 2

Ubuntu 20.04 LTSのインストール

 Microsoft Storeより「Ubuntu 20.04 LTS」のインストールを行う。

Visual Studio Codeの設定

 ここでは、Visual Studio Codeの設定をまとめる。

拡張機能のインストール

 Visual Studio Code拡張機能から「remote wsl」と検索し、インストールを行う。

ウィンドウを開く

 左下の「><」というマークの部分をクリックする。すると、検索窓が開くので、「ディストリビューションを使用した新しいWSLウィンドウ」を選択する。

 また、ディストリビューションは、「Ubuntu 20.04」を選択する。

 そして、メニューの「ターミナル」から「新しいターミナルを開く」を選択し、ターミナルを開く。

 これで、Visual Studio Codeの設定と準備は完了。

仮想環境の構築

 これより以下のコマンドは、Visual Studio Code上で入力を行っていく。
 まず、以下のコマンドを実行し、Ubuntuを動かす上で必要な最低限のパッケージのバージョンをまとめて最新の状態にする。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

 以下のコマンドを実行し、仮想環境を構築する。

$ python3 -m venv venv

 lsコマンドを実行すると、venvというディレクトリが作成されている事が分かる。

仮想環境の立ち上げ

 以下のコマンドを実行して、仮想環境を立ち上げる。以下の画像のようjに、(venv)という記載が加われば成功である。

$ source venv/bin/activate